こんにちは、びばおです。
今日のご紹介はレディオヘッドのEverything in its Right Placeです。
https://youtu.be/NUnXxh5U25Y?si=RlmsYYYv-A0YLPrj
小学校の頃にクレヨンしんちゃんのテーマ曲を聴いて「ほっほ〜い」していた私でしたがその後、中学校へと進み、段々と世の中の音楽を知ることに。とりあえずTSUTAYAでヒットチャートに沿って借り漁る日々で、そのころは特にMr.Childrenが大好きでした。今でもたまに聴きます。「深海」、1番好きです。でも今思うとなんであの曲聴いてたんだろ?って思うものも多いですね。まだまだ自分を知らなかったり、世界が狭かったのだと思います。
そんなある日、友人から「NHK FM」の「ミュージックスクエア」というラジオ番組を紹介され、初めて聴いた「ピロウズ」の「アナザーモーニング」に衝撃を受けました。世の中にはこんな音楽があるんだと。世の中にはこんな寂しいロックンロールがあるんだと。それなのにどうしてこんなにかっこいいんだと。それからというものの平日9時からはラジオ、聴き入ってましたね。そこでスーパーカーやミッシェルガンエレファント、そして現在までのスペシャルワンであるグレイプバインに出会うわけですが・・・
なのにレディオヘッドのこと書いちゃう!
最近また聴いているので!
レディオヘッド/Everything in its Right Place
彼らの4枚目のアルバム「KID A」の1曲目。
実は私、初めて聴いたアルバムがこの「KID A」でした。それまではほとんど邦楽しか聴いていなかった私が友達からレディオヘッドというバンドがかっこいいという話を聞いて、では聞いてみようとなんとなく選んで購入。
なんとも複雑な気持ちになりました・・・笑
はっきり言ってなんだかわからなかったですね、良さが。USオルタナの一つの側面であるダウナーな感触とは一線を画すなんとも言えない浮遊感。ゴリっととしたバンドサウンドを期待していた私はこれじゃない感満載でした。
で、この「Everything in its Right Place」。
サウンドもそうですが、歌詞も何が言いたいのかまーったくわからん笑
歌詞(英詞)
(KID A、KID A)
(KID A、KID A)
Everything
Everything
Everything
Everything
in its right place
in its right place
in its right place
in its right place
Yesterday I woke up sucking a lemon
Yesterday I woke up sucking a lemon
Yesterday I woke up sucking a lemon
Yesterday I woke up sucking a lemon
Everything
Everything
Everything
Everything
in its right place
in its right place
in its right place
Right place
There are two colours in my head
There are two colours in my head
What what is that you tried to say?
What what is that you tried to say?
Tried to say tried to say
Tried to say tried to say
Everything
Everything
Everything
Everything
歌詞(日本語訳)
(子供A、子供A)
(子供A、子供A)
すべてが
すべてが
すべてが
すべてが
あるべきところに
あるべきところに
あるべきところに
あるべきところに
昨日、レモンを吸いながら目覚めた
昨日、レモンを吸いながら目覚めた
昨日、レモンを吸いながら目覚めた
昨日、レモンを吸いながら目覚めた
すべてが
すべてが
すべてが
すべてが
あるべきところに
あるべきところに
あるべきところに
あるべきところ
僕の頭には2つの色が
僕の頭には2つの色が
君が言おうとしたことは何?
君が言おうとしたことは何?
言おうとしたこと
言おうとしたこと
言おうとしたこと
言おうとしたこと
すべてが
すべてが
すべてが
すべてが
雰囲気でいいっしょ!
「Everything in its Right Place」(全てはあるべき場所に)
なんて哲学的なんだ!笑
そうです、私が「KID A」です
でもなんだかよくわからないけど、すごいぞ・・・!
という感覚だけはあるのです。なんでなのかわからないけど。気づくとフルで聴き入ってしまう力が「KID A」にはありました。強いていうなら没入感と、
『ああ、これ私だわ。私のことだわ』
って思ってしまう感覚でしょうか。
共感という類のものでは当然なく、鏡に映った自分を見ている感覚とも違くて、なんかもう曲が『私』なのです。私自身から発せられてるような、私自身が奏でているような、私自身が歌っているような。
そうです私が「KID A」です。
なのです。
生命力を与え続ける曲
そんな「KID A」の1曲目。「Everything in its Right Place」。
土に蒔いた種が適切な水と土からの栄養で芽が出るように、蝉の幼虫が殻を破り成虫となり空を羽ばたくように、正しいやり方で張ったギターの弦から音が鳴るように、その高度に従った温度に沸かすことで水が沸騰しやがて気体となるように、ある1つの過程から成り立つ当たり前の事象。喜びや祝福や希望とは違う、世界の成り立ちの当たり前の1つとしてそこに起こる「誕生」。
そんな無機的な「誕生」の一つ一つを有機的なものへと永続的に変換し続けていく作業の連続。
「Everything in its Right Place」はそんなさまを見させてくれる曲です。
やっぱり音楽って本当にいいものですね
曲が曲だけに紹介に収拾つくかな・・・と心配でしたがなんとか着地できました!気がします!
正直「OK Computer」の方が革新的ですよ。「Pablo Honey」の方がキャッチーで聴きやすいですよ。「The Bends」の方がかっちょええですよ。「In Rainbow」の方が・・・あんま聴いてないや笑
でもレディオヘッドの中で、1枚だけ選べ!って言われたら絶対「KID A」を選ぶし1曲だけ選べ!って言われたら「Everything in its Right Place」です。なんでだろうなー。やっぱり「私」だからかなー。ってやっぱり収拾、ついてねーや。
ということで。
いやー、やっぱり音楽って、本当にいいものですね。
さよなら、然様なら、左様ならー!
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