びばおのプレイリスト〜第2回:拝啓/teto

音楽

こんにちは!びばおです。

みなさん、1番はじめに手に入れたCDって覚えていますか?私はクレヨンしんちゃんの主題歌「オラはにんきもの」です。多分CDだったと思いますがもしかしたらカセットテープだったかもしれません。大好きだったんですよね、初めて自分で「この曲が聴きたいから買ってくれ!」とせがんだ曲です。小学校4年生くらいだったかな。

小学生も中高学年くらいになるとクラスメイトたちがあのグループがいいとかあの曲がいいとか話したりするじゃないですか。クレヨンんしんちゃんのような子供向けのではなく、いわゆる流行りの曲の。でも私、ぜんぜん興味持てなかったんですよね。テレビもあまり見なかったし、雑誌なんかも読んだことなかったし、そのころの私の興味といえば自転車鬼ごっこかザリガニ釣りか新聞広告の物件のチラシに齧り付くくらいなもので。あ、あと夜中にそっと部屋を抜け出して味噌舐めてましたね。なんか、無性に味噌舐めたかったんですよね。今思うと、イカれてますよね。

そんなふうに世間のカルチャーみたいなものとは全くの無縁だったので、CDにシングルとアルバムというものがあるとも知らなくて、友達が「⚪︎⚪︎のアルバム買ったんだー」と言っていても、(アルバム?写真集みたいなものかな?写真集欲しいほど好きなのかー)なーんて思ってました。

今でこそほぼ唯一の趣味と言っていいものが音楽となっていますが、間違いなく紛れもなく原点はクレヨンしんちゃんであり「オラはにんきもの」です。いい曲ですよ、ほんとに。元気が出ます。おっおおっおー

まあここまで言って曲紹介は違うものだけれども・・・

拝啓/teto

今日のご紹介はボーカルギターの小池貞利を中心とした4ピースロックバンド、teto。今は改名(the dadadadys、だったかな)して編成も変わっていますが。

キャッチーなメロディで韻踏みまくりの歌詞を怒涛の早口で捲し立てる。中毒性、ありです。や、あんなん噛まない方がおかしいよ。歌詞の内容もね、おっちゃんからすると、若き日の時間が無限にあるように思えたあの頃の、延々と答えのない問いみたいなものに答えようとしていたあの頃の、今ではなんでそんな事そんなふうに考えてたんだろうか、でも同じことをまた考えてみるとおんなじように思えてきて「ああ自分は何もかわっちゃいないんだな」と思わされて少しがっかりするような、それでもなんだか居直ることができて前を向けるような。僕にとってはそんなバンドです。

そんなtetoの「拝啓」。

シングルとしてリリースされた全4曲「忘れた」、アルバムとしてリリースされた全15曲「手」に収録されています。

おめーが言うな(笑)

とにかくこのバンド、というかボーカル、ライブパフォーマンスがなんともまあ破天荒なんです。

ギターかき鳴らしながら終始踊り続け、幾度となくダイブ。ライブハウスの天井の骨組みに捕まって飛び降りるなんてこともしばしば。ギター持ちながら。一度ギター、私の顔面に刺さりましたもん(アドレナリン出ててもね、それなりに痛い)。そんなんだから歌もろくろく歌えてなくて、聴こうにも冷静さを欠いた客の騒ぐ声や歌ってる声の方がうるさいし、もちろん客のみんなも次々ダイブしてくるからそれの処理に忙しいし(私はなるべく最前キープしたいのでダイブしない)。

そんな隙間を縫ってどうにかして演奏を、歌を聴くことができる。つまりは至高のライブ体験ができるわけです。悪口じゃないですよ、褒めてるんですよ。まあいろんなライブありますからね、これこそが!っていうわけではないですが。

で、そんなバンドがこう歌うわけです。

「拝啓 今まで出会えた人たちへ 刹那的な生き方眩しさなど求めていないから 浅くていいから 息をし続けてくれないか」

で、こう思うわけです。

おめーが言うな(笑)

ヘッドフォンを買おう!

言ってる本人が1番刹那的ですからね、こっちはそう思っちゃうわけです。でもおめーが言うなってことの方が意外と刺さったりしませんか?笑っちゃうよね。少なくとも、細かいことで悩む必要なんかないよねーって思っちゃいます。まあ私はそもそもがポジティブ&鉄メンタルなので悩んだりしないのですが(笑)

ライブを聴いてこそ!みたいな紹介の仕方になってしまったけど、決してそんなことないですよ。十分音源からもその刹那、伝わりますよ。むしろね、歌ちゃんと聞こえるから(笑)

昔甲本ヒロトが何かのインタビューでこんなこと言ってました。

出来れば部屋で1人で聴いてほしい。ヘッドフォンをつけて、爆音で聴いて欲しい。どうしてかって言うと、僕がそうやって聴いてきたから。ロックンロールは友達のいないやつのための音楽、ひとりぼっちのための音楽なんだ。

この曲も、きっとそんなふうに聴くのがとても似合う。寂しげで、孤独と向き合い、それでも希望を持ち続ける。そんな曲です。

よしみんな、ヘッドフォンを買おう!

やっぱり音楽って本当にいいものですね

さて第2回、いかがでしたでしょうか?なんか若干雑な紹介になった気がしますが、この曲はそれくらいが丁度いいかなと(笑)四の五の言わずに聞けと。そんな曲なので。とりあえず1回、聴いてみてください。頼むー(笑)

と言うことで、次回以降クレヨンしんちゃんを聴いていた私がその後どうなって音楽にのめり込んでいくのか、その後のゆくえを織り交ぜつつ、ご紹介していこうと思います。

いやー、やっぱり音楽って、本当にいいものですね。

さよなら、然様なら、左様ならー!

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